行ってきました『一書展』
投稿日:2013.08.10 投稿者:ふう
日頃出張講座などでお世話になっている、田中白雲先生のお教室の展示を見てきました!
成人や先生方の作品も素晴らしいのですが、同時に書道教室に通う児童や学生さんの作品も並んでいます。これがすごくよかった!
文字は全て自分で選んだ文字が書かれているそうで、田中先生は「好きな文字」「書きたい文字」というキーワードで子供たちに準備してもらったとのこと。
その文字のラインナップがとてもみずみずしい!
学年と名前を見て、(あー、教科書に載ってたのかな~)とか、「父」「母」の二文字が並んでいるのをみて(お友だちにあわせたのかな~)とか、子供たちの気持ちというか、そのときの気分がちょっと透けて見えてきます。学年が上がると、それなりに社会性のある文字だったり、それより個性が炸裂している言葉だったり、文字の一生懸命さと相まって、その日の日記をのぞくようなくすぐったさも感じられました。
田中先生ともお話しでき「簡単に書けそうと考えた子もいるし、彼氏の好きな言葉を頼まれて書いた子もいるし、面白いよね」と、おっしゃっていた。
そしてあれをみて…と、教えてもらった先にあった文字は
...「電動」
「何でだとおもいます?」と問う田中先生に
「????」わけがわからないにもほどがある...中二的な何か...?いや、まだ小学生だし、何だろうとぐるぐる考えていると
「ラジコンが欲しくてしょうがないんだって」と田中先生。
なるほど~~~~~
みればみるほど(知れば知るほど)いい書に見えてきます。
一書展では、案内とともに「投票用紙」を配っています。丁寧な説明をいただいて、会場の番号がふってある作品の中から、自分がいいなと思った作品の番号を記入し、受付の方に渡します。
結構真剣に向き合って作品を見られた様な気がします。
一書展は明日まで!ぜひ、足をお運びください。
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