【行ってきました】広島職人博覧会
投稿日:2015.12.12 投稿者:ふう
広島職人博覧会は今回で4回目となる企画だそうです。
今回、訪問講座もしてくれている型染め作家、後藤さんが出品しているとのことで、行ってきました。
展示されているのは、工芸、デザインを中心とした立体、空間作品。
そのほとんどが手にとることができ、多くの出品者とお話が出来る、素敵なイベントでした。
その場で購入は出来ませんが、オーダーが可能とのことで、とっても現実的に展示を見ることが出来ます。
工芸品、というものについて感じたことを書きたいとおもいます。
ミニナルアートでは、とてもお手軽に染物や七宝などが出来るようにしたコンテンツを提供しています。
そんなお手軽コンテンツの源流にあるのが、工芸やものづくりを生業にしている人たちから教えてもらう技術のエッセンスです。
手づくりがお手がるになると、私なんかは、つい、『これ、つくってみよ☆』となんとなく模倣してしまうのですが、それは工芸とは言いがたいものです。
工芸、ものづくり、それらを生業にしている人たちは、どれも材料選び、道具、工程、技術の研鑽を行ってすばらしい作品を作り上げています。これらはすぐに壊れたりせず、長く使っていくことが出来ます。だから、お値段的な部分でも明確にお高いです。
『作ってみよ』ということと、技術を磨いて作り続けていくこと、はこだわりの部分で全く違うのだろうと思います。
だからこそ、出来上がったものがそのものが、美しくみえ『工芸品』という、アートとも、骨董とも一線を画す、独自のアイデンティティを確立しています。
後藤さんの染物をパネルにして展示した作品です。
白い布に染めるなら何でもいい、というわけではないです。発色のためにシルクを選んだり、染料やのりを工夫したり、いろいろな技術が詰まっています。
こういった機会に、作家のかたと触れ合うことで、もの作りの楽しみや、期待が自分の中で改まり、膨らんでいくのを感じます。
________________________________________________________________
【nemo】
2015/12/8(tue)-14(mon)
10:00-17:00
広島職人博覧会
広島を拠点に活動する職人、作家の作品展
最近のコメント