三田保育園 描画活動
投稿日:2012.03.28 投稿者:ふうちゃん
28日は三田保育園さんで、今年度最後の描画の時間です。
卒園式を終えた年長さんと一緒に、4月からの年長さん、みんなで絵を描きました。
今日は、こども達に『何か描きたいもの、あるかな?』と聞くと、みなさん、それぞれきょうりゅうや車や魚などなど、描きたいものがつぎつぎ出てきます。初めてみんなと出会ったときは大違い。絵の具を使うことに楽しみを感じてくれているのだと感激します。
今日は「さんぽのしるし」という五味太郎さんの素敵な絵本も読みました。
「さんぽのしるし」をモチーフに活動のおわりにみんなの絵を使って紙芝居絵をします。
もちろん、描きたいものがある方は、どんどん自分の好きなものを描いてもらいます。
画用紙を取って、描く場所が決まったら自分でバケツに水を汲んで必要な道具を用意します。
前回は自分で絵の具を取りに行ってもらいましたが、今日は人数が多かったので、スタッフで配らせてもらいました。時間がかかったけれど、自分の必要な色を待ちながら、ある色から描き始めてくれていました。私はみんなの絵の話を拝聴しながら、必要な子に必要な色を渡していくだけです。
10分くらいで、早くも「終わります」との声が上がりました。終わりを決めたら自分で片づけをします。
「いつもみたいに片付けてね」というと、器用に梅鉢を洗って、水場ですすいで片付けていました。
これは、スゴイこと!!なんです!!
終わった子達は、絵本を読んだりあやとりの練習をして、みんなが描き終わるまで、自由に過ごします。その後、みんなの片づけが終わったら、集まって鑑賞をしました。
こども達にとって、絵の具が遊び道具の一つになればいいな、と思います。
もともとは会員アーティストの岡本礼子先生が勧められる保育に利用する描画活動から、方法論だけを抽出して行っている活動です。こども達にとって、ちょうどいい水加減を覚えることや、道具の使用方法、片付けができることよりなにより、楽しい気持ちで絵を描くことを好きになれることこそ一番成果があることなんだと、気づかせてもらった素敵な一日でした。
みなさん、素敵な絵をありがとうございました。
最近のコメント