夢トピアいきいき教室 デカルコマニーでビニールバッグ制作
投稿日:2012.07.13 投稿者:ふうちゃん
デカルコマニーってナンダ!?
小学生の美術の教科書に載っている、描画の技法のひとつで『転写画』ともいいます。日本の絵画の技術の多くは、印象派以降フランスから取り入れた要素が多いため、デカルコマニーは実はフランス語です。今日は、そんなおフランスの技術を紹介しつつ、みんなに好評だったビニール工作を、実用品に応用してみました。
デカルコマニーといえば、絵の具を無作為に画用紙載せ、を半分に折って自然に出来る模様を楽しみます。ここでは、技術的に絵の具を置いたビニールを半分に折って模様をつけるというお話しかしませんでした。すると、彼はぴったりと画面の半分に模様を描いています。
でぃやっとあわせたビニールをひろげると模様が一面に広がります。
ヘルパーさんとの共同作業です。
出来上がりの模様は、なんとなく予想の範囲内。いい模様です。だけどデカルコマニーらしい、、、模様ではありません。マイナス意見ではありませんよ!
ここですごいのは、彼の造形技術があればデカルコマニーの技術を使用しなくてもこの模様は制作できるでしょう、しかし、今日のテーマに新しい技法としてデカルコマニーを紹介されて、自分の作りたい表現の中に紹介された技法を取り入れるにはどうすか、技術を応用している点にあると思います。
絵を描くのが大好きないきいき教室のみんなには、『デカルコマニーが嫌いだな』と思ったら、今までのビニール工作の方法を思い出して自由に描いてもいいですよ、と前置きしておきました。新しいことに迷い、自身をなくしてはしくなかったからです。ちょっとやってみて、やっぱり自分で描きたい人は上から描いたり、最初から自由に描いてみたり、いろいろしました。ほとんどのみんな、何らかの形で新しい技法を試してくれました。
とっても集中!すごく素敵な模様が出来ていました。
じっくり考えてから取り組みたい子もいます。
まだ乾いておりませんが、ぴったりとシーリングして完成です!
結構大きなビニールバッグ。夏が待ち遠しくなります。
《いきいき教室とは》
障がい者支援センター めーぷる が主催している児童ものづくり教室です。
対象は小学校4年生~高校三年生で、ほぼ毎週金曜日の16:30~行われています。
いきいき教室は「ものづくり・おとづくり・からだづくり」を中心に活動を重ね、参加する児童の笑顔に手ごたえを感じながら、人との関わりを広げより豊かな実践を目指しています。みんなで豊かなよりよい活動の場をつくりましょう。【パンフレットの記述より】
今回は、ひろしまインターネット美術館スタッフが講師で、スイーツデコの体験会を行いましたが、この他に"リズム遊び""蒸しパンづくり""グライダー制作""木工""そば打ち"などなど、毎週いろんな体験が用意されています。
興味のある方は、ひろしまインターネット美術館までお問い合わせください。
めーぷる様よりお預かりしたパンフレットのデータを返信いたします。 info@npoart.com
Posted at 11:15 | カテゴリー: わくわくアート, 訪問美術講座 | タグ: いきいき教室 | コメント: なし
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