ふくしま保育園 たまねぎの皮で絞り染め
投稿日:2011.09.27 投稿者:あい
ふくしま保育園 年長さんと染色をしました!
使うのは、みんなが育てたたまねぎの皮、
お家で食べたたまねぎの皮を持ってきてくれたお友達も。
ご協力ありがとうございます!
さあ、どうやってたまねぎの色を布にうつすのでしょうか???
今日染めるのは、「てぬぐい」です。
手芸店で手に入る「さらし布」を1mにカットしたものを使います。
「さらし布」は布に加工(のりなど)がされていないので、色が染まり易く染色にピッタリです。
その「てぬぐい」にせっかくなので、模様をつけてみよう!
と、いうことで、染液に入れる前に輪ゴムで布を絞って「絞り染め」に挑戦です。
たくさん絞ればたくさんの模様が。いろんな絞り方をすると、いろんな模様が。。
染め上がりをわくわくしながら、先生もびっくりするくらいの集中力で絞ってくれました!
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みんなが絞っている間、鍋を火にかけ中には袋詰めしたたまねぎの皮を投入。
ぐつぐつ沸騰させると、皮から色が出てきます。
色が出た鍋の中に、みんなの布を入れます。
ここではなんとなく、薄い茶色。
そこで、色止めと色を発色させるため「媒染液」を加えます。
媒染用の「みょうばん」を入れると・・・鍋の中が魔法のように鮮やかな黄色に変わりました!
子どもたちの感想は?!
「ラーメンみたい!」
なるほど・・・鍋の中に入れた布を、さえ箸でかき混ぜているところからも連想して、
美味しそうな卵麺になったのでしょうか。においも化学染料とは違って優しい匂いだからでしょうか。
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染まった布を水で洗い、ついに輪ゴムをはずす時がきました。
輪ゴムをはずせば、ひとつ、またひとつと模様が現われます。
頑張って絞った甲斐あって、素晴らしい絞り染めてぬぐいが完成!
見学にきた、ちいさなお友達たちもお兄さんお姉さんの作品をみて拍手をくれました!
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はずした模様を見て「くもの巣みたい!」といったお友達がいます。
実際、絞り染めの技法の中に「蜘蛛絞り」というものがあります。
布を糸で細かく巻きつけ絞り、蜘蛛の巣のような繊細な模様をつくる技法です。
こどもたちの発想力はやっぱりすごいですね!あっという間に伝統の絞り技法に結びついてしまいました!
教室の前にたまねぎ色のカーテンができました★とってもいい眺め!!!
今日の「たまねぎ染め」はとても簡単で、キッチンでもできる染色です。しみのできたシャツを上から染めるのもいいかもしれませんね。
チャレンジしてみようという方はこちらのレシピをどうぞ → 「たまねぎ染めレシピ」
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